FC2ブログ
--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2017/03/06

最も過酷な死の谷から山の頂上まで挑戦し続けるトップアスリート

モーガン 
グラント・モーガン(Grant Maughan)は世界一過酷と言われているバットウォーターウルトラマラソンを4回経験しているウルトラランナー。7月に行われたバットウォーターウルトラでは6位を取得しました。 

 バットウォーターウルトラとは?
c8616.jpg 
バットウォーターはカリフォルニア州、デスバレー(死の谷)にある海抜86m、アメリカでもっとも低いと言われている場所です。そのバットウォーターからホイットニー山までの217 kmを60時間以内に走り切る、世界一過酷と言われる耐久マラソン、バットウォーターウルトラ。夏のデスバレーは死の谷と呼ばれるだけあり摂氏50度を超え、路面温度は100度以上に達します。そんなクレイジーな場所て行われる為、レースに参加できるのは世界のトップアスリートから選ばれた90人のみ。

先日、グラントはバットウォーターウルトラ146㎞単独マラソンを50時間以内で完走するという快挙を成し遂げました。驚くのはそれだけではありません、バットウォーターウルトラマラソンで自己最高記録を出した数週間前、標高9200〜12600フィート(1フィートは約30センチ)のロッキー山脈100マイルを駆け抜けるレッドヴィル(Leadville) レースでは24時間以内で完走し、ヒマラヤ山脈を333km 走り切るラ・ウルトラ(La Ultra High)マラソンでは1位を取得し最高記録を出しました。

グランドの参加したレース情報はココ
BadWater_btm Leadville_btmLaUltra_btm
そんなグラントがレースや海外への移動で忙しい中、私達のインタビューに答えてくれました。

先日、バットウォーターウルトラで146マイルを50時間以内で完走するという自己最高記録を出しただけでなく、その何日か前にレッドヴィルとラ・ウルトラレースで好成績を収めた訳ですが、今の気持ちを教えてください。

これほど長く走り続ければ衰弱しきっていると思っていたけど、驚いた事にバットウォーター単独146㎞を終えた後は凄く調子が良かったよ。でも凄く眠かったね。レースが終わった2,3日後にフロリダ州まで横断したんだ。トラックの助手席で仮眠を取るたびに横になって眠りたいって何回も考えたけど、一度横になってしまったら一週間は目を覚まさないんじゃないかって思ったから出来なかったんだ。その次の週はしっかり休息をとったよ。
モーガン1 

一連のレースは計画された物だったのでしょうか?それとも突然機会がやってきたのでしょうか?

両方ともという感じでしょうか。バッドウォーターに出る事は既に決まっていました。レッドヴィルウルトラについては、去年抽選で当選したんだけど、別のレース(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)があったので参加できなかったんです。でもその当選権を今年まで延期してくれたから出場する事にしたんだよ。ラ・ウルトラハイレースについては、何年もかけて友達が出場に取り付けてくれたんだけど、色々と忙しかったので出場の決断は少し待ってもらっていました。アラスカのデナリ山を登り、下山した直後に挑戦してみようと出場を決めたんだ。もちろんバットウォーターレースに近いのは分かっていたし、きっと疲れ切ってしまうだろうと心配していましたが、10日間レースの準備期間中、ダラクで体を慣らす事ができたし、標高 6,153mのストック・カンリ山を単独で登山する事ができたので、最終的にはとても良い気分だったよ。

ラ・ウルトラハイレースでは、333㎞と道のりは長く、超えなければならない3つの山の最高地点は標高5,425mにのぼり、坂の無いなだらかな道でも 標高3000mを越えていました。早く登りすぎたせいで、AMS(急性高山病)とHAPE (高地肺水腫) の症状に悩まされながらも、やっとの思いで最高地点を超える事ができたんだよ。首を絞められているんじゃないかという位苦しくて、息を吐きだす時はまるでアザラシの鳴き声のような大きな音がでたし、物凄い苦痛でよろめきながら走ったよ。コースを担当する医師がまだ僕が走っている事に驚いて高山病などの症状が消え始めた、475m 地点くらいまでついてきてくれたんだ。
セルビア人のヨヴィッカ・スパイッチと一緒にゴールして、最高記録の60時間37分をたたきだしたんだよ。標高だけでなく、気温や、コースの長さ、睡眠できない事、全て含めてとても辛いレースだったね。

レースが終わった後、飛行機に飛び乗って2日かけてデンバー州に戻り、車でレッドヴィルまで向って、ホテルにチェックインしたと思ったら、早朝4時にはもうレッドウィルウルトラマラソンのスタートラインに立ってたよ。物凄い疲労感だったし、無理せずに走り切る事だけを考えようと自分に言い聞かせました。実際、無理はしなかったし、どんなウルトラマラソンでも大切だと言われている"コンスタントに走り切る"という事が出来た。まさか25時間以内に走り切れないと思っていたけど、最後の25マイルで少し自分をプッシュしたおかげて24時間以内に完走する事ができて驚きました。

単独バットウォーター146は正直、挑戦するつもりは無かったのですが、約一ケ月間は、チャンスが来るんじゃないかとウルトラに必要な物を詰めたカートを車の上にずっと積んでいたので、チャレンジする事にしたんだ。直ぐに2日かけてカリフォルニア州ローンパイプに向かい、カートを引きながらの、単独バットウォーター146を走り切りました。

この夏に向けて、自己最高記録更新や大きなレースにでる予定はありますか?

今の所無いね。忙しい毎日を送って、幾つかレースをこなして、山を登って、自由な時間を満喫したいかな。普段僕は、賞を取る為に挑戦してるわけではなく、自分が誇りに思うような結果を出す事が目的なんだよ。賞はおまけ見たいな物だね。実際、冬のタスコビア・ウルトラ160では2位を取得したし、アラスカで行われる、自転車、ランニング、スキーを合わせたアイディアロッド・レースでは優勝したよ。2月にはアルジェンティーナで一番高い山、アコンカグア(標高6,960.8m)も登ったし、その後5月にはデナリ山(標高6,190m)に上ったよ。でもその時は嵐のせいで、9日間も標高15,000m付近で足止めをくらって退去せざる終えなかったから残念だったな。バットウォーターでも6位という成績を収める事ができたし2016年は満足できる結果を残せた年だったよ。

バットウォーター146に挑戦した訳ですが、今までの年とは違った事を教えてください。

2013年に初めてバットウォーター135に挑戦して2位を取得してから、クルーをFace Bookで募ってもう一度バットウォーターに挑戦したんだよね。
2014年には、バットウォーター146単独ウルトラマラソンに挑戦しようと決めて、ランニング中に必要な物を運ぶためのカートを作り、同じくバットウォーターに挑戦するリサ・バットチェンを一緒に現地まで向かったんだ。その時は、カートに水やプロテクターを乗せすぎたせいで信じられないくらい重くてファーナス・クリークにたどり付くだけで凄く疲れてしまったよ。暑くて凄く苦しんで倒れそうになっていた時にリサのクルーがわざわざ戻って来て僕が大丈夫かどうか確認してくれたよ。
その後、氷で冷やしながら車の中で少し休んで、一応コースは走り切ったけど、正確には”単独”とは言い切れなかったから、絶対にまた挑戦しようと心に決めたんだ。今回は、荷物を最低限に設定する為に水を沢山乗せなかった。足りるかどうかは賭けだったね。

バットウォーター146に参加した際にカートに積んでいた荷物の内容を教えてください。

2016-la-ultra-34.jpg 
海抜の低い場所から、ホイットニー山に駆け上がるのに、水、カロリーを補う為の食べ物や栄養補給剤、着替え、雨具、ジャケット、ヘッドランプ、サテライト・トラッカー、電池、ヘッドランプの為のソーラーチャージャー、GPSのサテライトギア、その他にもサンダルとトレッキングポールも持ていったよ。途中で補給できないので水や食べ物などはスタートからゴールまで必要な分全てを運ばなくてはならないんだ。だから、レースが終わる頃には、身軽になる為に荷物の一部を捨てたりしたね。

この一連の挑戦が終わった後、次のレースを準備しつつどの様に休息をとりましたか?

衝撃を避ける事が、僕にとって一番の休養につながるんです。例えば、歩いている時もゆっくり、静かに歩いて、自転車に乗るような場面でもギアをローにして軽くこげるようにしています。睡眠も出来るだけとるようにして、プロテインを沢山取れるような食事メニューを心がけています。この方法は僕にとって凄く画期的で今まで怪我をしたり、スランプなど気持ち的にも落ちたりした事は無いですね。この3年間はランニング、旅行、冒険の年でした。殆ど挑戦したレースは100マイル以上だったし、気温や標高など自分自身に挑戦できるような内容だったと思います。僕は自分の体は自分が一番理解できていると思うし、休息しなければ行けないタイミングも分かっています。

次に挑戦するレースを教えてください。

幾つかアイディアロッドの様な冬のレースに参加するつもりだよ。

全ての旅や冒険、挑戦をするには膨大な時間がかかると思いますが、その件についてはどうお考えですか?

僕には皆と同じ様に、1日24時間しか無いから、色んな旅や挑戦をして一日を有効活用したいんだ。直ぐに退屈してしまう性格だから、沢山趣味もあるしね。あ、勘違いしてほしくないのは、別にだらだらする事やチョコレートを食べて寝ている事が嫌いな訳じゃないよ。むしろ大好きだよ。

INKnBURNのデザインで一番好きな商品を教えてください

僕の一番好きな商品はPhoenix Bird (不死鳥)です。僕はこのシャツをきてバットウォーター135に挑戦して、沢山の人からコメントをもらったよ。もし休む為に立ち止まったら、誰かに盗まれるんじゃないかって思ったくらいだよ。

モーガン2

ギリシャで行われるスパルタスロン153を走った時はMedieval シャツを着たんだ。ペルシャ人が近づいて着ている事を伝える為にフィピッリデスはスパルタに走っていったという話にピッタリだよね。

  モーガン3

これから世界記録(FKT:Fastest Known Time)に挑戦される方にアドバイスはありますか?

レースの場所の気温、地形などのリサーチが大切だと思うよ。後山を走るんだったら適切なプロテクターがキーになりますね。


いかがでしたか?モーガン氏は沢山のウルトラ関係の記事でインタビューを受けています。その中で殆ど着用しているウェアはINKnBURNの商品です。気になった方は是非チャックしてくださいね!

モーガンさん、これからも沢山の挑戦に向けて頑張ってください!


Grant-Maughan-300x300.jpg モーガン4
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。